事業報告および事業計画
令和2年度事業報告
1.精神保健思想の啓発普及
(1)心の健康づくり地域啓発推進事業(県費委託事業 345,739円)
No. | 年月日 | 会場 | 演題 | 講師 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | R2.11.11 (金) 13:30~15:00 |
日立市役所 503.504号会議室 |
セルフケアについて ~ストレスとの上手な付き合い方~ |
常磐大学准教授 馬場 久美子 |
市職員 26名 |
2 | R2.12.21 (月) 14:00~16:00 |
結城市健康増進センター | こころの健康セルフケア ~こころ生きいき過ごすコツ |
あさか台相談室 室長 藤本 裕明 |
一般市民等 73名 |
3 | R3.3.10 (水) 13:50~14:50 |
常陸大宮市 緒川総合センター |
ひきこもりの基本的な理解について | ユタリラ相談室 前田 文子 |
民生委員・児童委員等 21名 |
(2)茨城県精神保健協会機関誌発行・配布
- 【機関誌名】
「ぼんさんて-いはらき精神保健第103号」 - 【発行】
700部 令和3年2月24日 発行 - 【特集】
毎年、総会記念講演会の内容を特集としてきたが、本年は新型コロナウイルスの関係で総会記念講演会を開催することができなかったため、その代替えとして、精神保健の専門家に新型コロナウイルスの関係でどのような現状にあり、それに対しての対応等について、次の方々に原稿作成を依頼し、その内容を特集とした。
- 「コロナ禍と自殺予防」
筑波大学医学医療系臨床医学域災害・地域精神医学域教授 太刀川 弘和 - 「新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス」
茨城県精神保健福祉センター長 佐々木 惠美 - 「アルコール依存症からの回復」
NPO法人茨城県断酒会つくばね会理事長 高橋 幸夫 - 「コロナ禍が精神障碍の当事者に与えている影響」
NPO法人まちなか交友館理事長 渡辺 隆生 - 「精神科看護の不変性~62年の時を超えて受け継ぎ、引き継ぐべき看護~」
茨城県立こころの医療センター看護局長 佐川 朋美 - 「日本の地方在住医師が行った睡眠・覚醒障害診療の四半世紀」
茨城県立睡眠医療クリニック院長 近藤 英明
- 「コロナ禍と自殺予防」
- 【茨城県精神保健協会だより】
令和元年度活動状況報告・令和2年度事業計画 - 【茨城県精神保健協会役員名簿】
令和2年度 - 【編集後記】
(3)総会記念講演会
新型コロナウイルスの関係で講演会を開催できなかったため、講演会の代替えとして次の方々に原稿作成を依頼した。
- 「コロナ禍と自殺予防」
筑波大学医学医療系臨床医学域災害・地域精神医学域教授 太刀川 弘和 - 「新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス」
茨城県精神保健福祉センター長 佐々木 惠美 - 「アルコール依存症からの回復」
NPO法人茨城県断酒会つくばね会理事長 高橋 幸夫 - 「コロナ禍が精神障碍の当事者に与えている影響」
NPO法人まちなか交友館理事長 渡辺 隆生 - 「精神科看護の不変性~62年の時を超えて受け継ぎ、引き継ぐべき看護~」
茨城県立こころの医療センター看護局長 佐川 朋美 - 「日本の地方在住医師が行った睡眠・覚醒障害診療の四半世紀」
茨城県立睡眠医療クリニック院長 近藤 英明
(4)精神保健相談事業の受諾
常陸太田市及び東京電力株式会社茨城支店の1自治体と1企業からの委託を受け、職員社員の心の健康の保持増進に関する相談事業の担当及び精神保健に関する教育研修等につき指導助言した。
(5)福島県外避難者の心のケア事業の受託
東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故により、茨城県内に避難する福島県民の心の健康に関する相談先を確保することで、茨城県内での避難生活を安定した状態で送ることができることを目的として、また、業務を通して、避難先における様々なストレスや不安、震災等の影響による精神疾患への相談対応及び心の健康問題の発生予防などに取り組むことにより、将来的に福島県への帰還の一助を担うため、前年度に引き続きこの事業を受託した。
令和2年4月1日~令和3年3月31日
【受託内容】電話相談 毎月第2・第4土曜日 13:00~17:00(24日間で相談を実施)
相談員は茨城県臨床心理士会に依頼
(6)「心の時代へ」(コラム)を、茨城新聞への掲載
No. | 年月日 | タイトル | 執筆者 |
---|---|---|---|
1 | R2.4.27 | ストレス反応伝えて | 茨城カウンセリングセンターカウンセラー 羽生 真規子 |
2 | R2.5.23 | 休校を思索の時期に | 茨城県精神保健協会理事 渋谷 照夫 |
3 | R2.6.22 | 直接会って話す意味 | 茨城カウンセリングセンター副理事長 大槻 明生 |
4 | R2.7.28 | 友人の祝福、胸温かく | 茨城カウンセリングセンターカウンセラー 高岡 美記 |
5 | R2.8.27 | 「支え合い」を大切に | 茨城カウンセリングセンター副理事長 永原 伸彦 |
6 | R2.10.25 | 思いやりを心掛けて | 茨城県精神保健協会会員・キャリアカウンセラー 先崎 武 |
7 | R2.12.4 | “想い”伝え合う大切さ | 茨城カウンセリングセンターカウンセラー 渡邊 聖樹 |
8 | R2.12.31 | 本で楽しむ世界一周 | 茨城県精神保健協会理事 渋谷 照夫 |
9 | R3.1.13 | 生き生き過ごすヒント | 茨城カウンセリングセンターカウンセラー 伊藤 聡枝 |
10 | R3.2.24 | 年賀状に見える奮闘 | 茨城いのちの電話相談員 S・K |
11 | R3.3.28 | 承認求める切実な声 | 茨城いのちの電話相談員 K・O |
2.自殺予防対策事業(県委託事業)
(1)令和2年度いばらきこころのホットライン事業
県民の自殺防止対策のため、他の相談機関が休みの多い土・日曜日に、相談電話を設置することによって、うつや心の悩みを抱えている方の相談を行い、自殺の未然防止を図ることを目的に下記のとおり実施した。
- 【委託費】
2,539,599円(受託費 2,307,000円) - 【事業期間】
令和2年4月1日から令和3年3月31日 - 【相談時間】
土・日曜日 午前9時から午後4時まで(年末年始を除く。) - 【体制】
精神保健福祉士及び臨床心理士等による輪番制 - 【実施日数】
102日 - 【相談件数】
983件 - 【研修会等】
無
3.精神保健に関する情報提供
精神保健関連情報として、機関誌「ぼんさんて-いはらき精神保健第103号」に、会員・市町村・教育委員会・社会福祉協議会等へ情報提供した。
4.関係団体連絡協調
- 茨城県内の精神保健福祉関連諸機関及び諸団体との連携に努めた。
- 第58回関東甲信地区精神保健福祉連絡協議会は東京都が担当であったが、新型コロナウイルスの関係で開催はされなかった。なお、書類の提出は実施した。
- 茨城県・茨城県障害者スポーツ文化協会主催の「精神障害者スポーツ大会」も開催されなかったが、茨城県障害者スポーツ文化協会の運営に協力した。
- 関係団体の事業後援
関係団体の事業後援など、連携を図りながら、精神保健知識の普及・向上に取り組んだ。
(公社)いはらき思春期保健協会講座を例年通り企画され、当協会も後援名義使用を承認したが、新型コロナウイルスの関係で中止となった。